学力が向上する勉強法
中学生の勉強法(勉強方法)は、冒頭で述べたように、
現時点での自分の学力や成績に合ったものであることが第一の条件ですが、
もう1点、正しい勉強法として重要なポイントがあります。
それは、必要な学力が向上するような勉強法を行なうということです。
勉強法というと、その目的は成績アップと考えがちですが、
それは、概ね正しいものの、実は若干の間違いがあるのです。
正しい勉強法を実行して勉強して、学力が向上し、その結果として成績アップするなら、
そのような勉強法は良いと言えるのですが、問題は、
成績アップだけを目的とした勉強法では、
仮に成績アップしても学力が向上しないこともあるということです。
すなわち、学力の向上は成績アップに繋がるのですが、逆は必ずしも真ならずで、
成績アップが必ずしも学力向上を意味するとは限らないのです。
従って、中学生は、(高校生以上もなのですが、特に中学生は)
勉強することで必要な学力が向上するような勉強法を実行せねばなりません。
勉強をすることの意味は、勉強をすることで必要な学力が向上し、
その学力が社会に出てからの力になるからです。
ですから、国語で言えば読解力や理解力、数学なら数学的思考力や計算力など、
様々な能力が勉強することで磨かれます。それが教育の重要性なのですが、
裏技のような正しくない勉強法では、必要な学力を向上させなくても、
成績アップだけは出来てしまいますし、そのような勉強法が世に多く横行しています。
(特に勉強が苦手な人に向けた勉強法では多いです)
そのような邪道とも言える勉強法では、一時的に多少の成績アップは望めますが、
必ず限界が来てしまいますし、得られた成績アップは社会に出てから活きません。
どのような勉強の仕方をするにしても、必ず必要な学力が確実に向上するような、
そんな勉強法を実行して、学力を向上させて、その結果としての成績アップを狙うこと。
これが、中学生の正しい勉強法です。
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